さて、カメラを持ったらプールへ行こう!
とりあえずホームプールである蒲郡を例にとって話を進めるよ。まずそもそも競艇場って撮影していいの?ン十万のカメラ一式揃えさせといてそこかよ!と言う声なきツッコミも聞こえてくるけど実際ここはレースや競技を撮影する際には重要な部分。一番確実なのは直接確認すること。蒲郡では直接事務所まで行って撮影したいんですけど大丈夫ですか?と聞いた。ぶっちゃけると割とグレーというか原則撮影禁止だけどいいよ、って感じ。禁止だけどOKてどゆこっちゃとおもったけどOKならそれ以上食い下がる必要が全く無いので藪蛇になる前にあざーっすって頭を下げて事務所を後にした。そういや大昔に一度だけ警備の人に咎められたけどきちんと許可は貰ってますと言ったらそれっきりだった。
実際のところ、大きな一眼レフもそうだけどケータイやコンデジで撮っている人も沢山居る。重賞や人気レーサーの参戦しているレースではいちいち全部を禁止させることは不可能だろうし、それら全ての人が許可を得ているとは考えられない。ただ、やはり一眼レフで撮るとなるとスマホカメラとは扱いが違ってくるので初めてのレース場での撮影に関しては事前に確認を必ず入れよう。実際、申請書を通して許可証を付ける必要があるレース場もあるしね。
余談だけど競馬はもうみんなバシャバシャ撮ってるよね。中央も地方も。フォトコンを主催してるくらいだし、なし崩しになってるのかな。大きな事故でも起きたら一気に規制されるんだろうけど。あと競輪は凄く厳しかった。撮影許可を求めたら「ご親族ですか?でなければちょっと…」と言われた。こういうこともあるので、後から怒られるくらいなら最初から白黒はっきりさせておこう。なにせ相手は公営ギャンブルだ、動いてる金やそこに賭けてる人達に迷惑をかけるリスクを考えたらうかつな「多分大丈夫だろう」撮影は命取り、「もしかしてダメかも知れない」撮影を心がけよう。
ちなみに、撮影許可が出てるレース場全ての共通ルールとして
- 客席を撮っては行けない
- フラッシュを焚いてはいけない
さて、直接出向いたり電話確認をする前に予備調査として今はネットという便利なツールがあるので活用しない手はない。[(目当てのレース場) 撮影]などで検索するとこのブログのようなレポートや、画像検索で実際に観客席から撮影したであろう写真がわんさか出てくるようなら手応えを感じていい。使える道具は全部使おう。でもって、ネットでレース場の公式サイトやボートレース公式サイトでの下調べもしっかりしておこう。
レース場によってサイトの出来はまちまちなので、ボートレース公式で水面図も確認しておくこと。

蒲郡は競争水面の広さは24場中1番らしいので、ここで足りるレンズなら、他でも十分ということになる。ちなみにいつも撮っているのは第二ターンマーク前なので約67mの距離から換算260mmで撮っていることになる。

下條雄太郎@4352

服部幸男@3422

柳沢一@4074
もっと狭いレース場や、300mm、400mmと言ったレンズではこれより更に寄った構図で撮ることができるのでどういう構図を狙うかでそこら辺は調整しよう。
今までの俺のボートレース写真は9割方ここから撮ったものばかり。その理由はいくつかあって
- 蒲郡競艇場が現在大時計から第一ターンマークまでの半分を改装中で立ち入ることができない。
- 第一ターンマーク側だと、手前から奥へ逃げていく後ろ姿を撮ることしかできない。
- 蒲郡のボートは右サイドにしかネームプレートが装着されていない。
- ナイター照明が当たる場所が限られている。
ストレートを狙うのもありっちゃありだろうけど、レースが大きく動く仕掛けどころは間違いなくターン。ここの駆け引きと一瞬の攻防が被写体としてもの凄い魅力があるんですよ。特に蒲郡のようなナイターは、照明灯で照らされる場所が限られているので、ちょっとスポットから外れると一気に何も見えなくなってしまうのです。人間の目からすれば水面全体を照らしてるようでも、カメラのセンサーから見ると真っ暗にしか認識できないんです。この程度の照明でははっきり言ってまともに撮れません。

井口佳典@4024

下條雄太郎@4352

菊地孝平@3960

下條雄太郎@4352
「じゃあなんでこんな風に撮れてんだよ!」
それが、このターンマークを撮影ポイントに選んだもう一つの理由なんですよね。単に夜間照明をあてただけでは高速で動く被写体を高速シャッタースピードで撮影するのは実際不可能です。もちろんフラッシュを使えば大問題ですし、そもそもこの距離では光が届きません。そこで利用するのが「水しぶき」です。水は光を反射します。角度さえ合えば撮影者に対して有効な角度で光って見えます。そう、ボートがターンする際に大量に巻き上がる水しぶきをもう一つの光源として利用できるのです。更に水しぶきが大きければ大きいほどより周辺が明るくなる上にレースのダイナミックさも際立つ一石二鳥、いや三鳥四鳥ものメリットがあるのです。(追加分の鳥の説明はまた後ほどします)
ナイターならではの苦肉の策が一気に「ここしかない」になったでしょ?早い時間のレースは色んな場所で狙えるのでいいんですけど、夜は一気に制約が厳しくなるので使える場所は限られてきます。でも、限られているからこそ反復練習で「ここで撮る時はこう」が体に染み付くんです。自分はここで何万ショットと撮影し、その中でできることはやり尽くしたしやるべきミスもほぼ全てやった自負があるので、もう何があってもきちんと撮り切る自信があります。みなさんも、ホームプールで絶対に負けないポジションと構図を探してそこで必死に練習してみましょう!
次はいよいよ撮影内容についてです。設定とかそこら辺の具体的な数字を惜しげも無く公開しちゃうよー!
24競艇場で水面面積で一番広いのは浜名湖だそうです。蒲郡の魅力は1マークのバック側の広さが全国No1でアクセル全開で握ってターン出来る高速水面だそうです。なので改装後に1マーク側の近いところで撮影出来ると面白いかも。
なるほど、広いということは距離があるので長いレンズが必要になってきますね…ヨンニッパ…ゴーヨン…
はじめまして。
自分も蒲郡で撮影してました。
12年オール女子最終日、13年オールジャパン竹島特別最終日…
たぶん会ってますね。
「「撮影してました。」と過去形なのは、初めて12年オール女子に行く時あらかじめ電話で
「撮影出来ますか?」と聞いたら「ナイターでストロボを使わなければ自由に撮って良いですよ。」との回答が。
それに従いずっと何も考えず普通にカメラを構えていましたが
今日蒲郡本場に電話した所、「撮影はご遠慮いただいてます。」と…
リニューアルを機にでなくずっとだったそうで、
「自由に~」というのも解答が間違っていたとも…
「ルールを守って楽しく撮影」したいのですが、
こんな事言われたら蒲郡から足が遠のく…
蒲郡が一番好きなのでこれからも撮影したいのですが、事務所や警備員に直接お願いするしかないのでしょうか?
>赤ヘルさん
一応、オフィシャルとしては何かあった際に面倒なことになるし、大体そういう面倒なことになる人は「面倒なことを自己の欲求の為だけに押し通す極一部の面倒な人」なのでとりあえずそのラインに合わせてアナウンスをしておかないと…ってことだと思います。
実際ここら辺は実情とはズレがあると思います。
大多数のファンはきちんとルールやマナーを守って節度ある撮影をしているはずです。そういう人前提で「どーぞどーぞ」と言ってしまうことのリスクはどうしてもあるので、そこら辺の「言わなくても分かってるよね?」的な空気でお互いが幸せな温度と距離を保てたらいいなぁ、と思ってます。
確かに許可が貰えるなら印籠貰ってドヤ顔したいですがw
直接コンタクトを取らずとも「あ、いつもの人だ。あの人は大丈夫」と思われるような行動を取っていれば向こうも強硬手段はとらないだろ…と信じています。
とは言っても立場的には向こうに非は一切無いのでなんか言われたら従うしかないですよね…
返信ありがとうございます。
遅くなりました…
さて、蒲郡市議のブログでの写真や観客の写真が掲載されているのを見つけてしまいました。しかもその写真にはコンデジですが水面にカメラを向けている人も…
このブログから推測するとよほどアホなことをしない限りは現状「黙認」なのかなと。
2年弱の間に警備員から「ストロボ使わないでね」と数回声を掛けられましたが「撮っちゃだめ」とは一度も言われたことはありませんでした。
言われたのが「ご遠慮頂いている」なので今まで通りに行く決心付きました。
本場でお会いする機会があるかもなので、お会いした際はよろしくお願いいたします。
SIRUIの一脚にシグマのサンニッパズーム抱えているのが目印です。
今日蒲郡ボートサービスセンターから電話があり、蒲郡も他施設のように許可申請制になったそうです。でも次に行くのは10月のルーキーリーグになりそう…
>赤ヘルさん
あらま、手続きとかどうなるんでしょうね。
機材をどこまでチェックするのか等の線引きも色々ありそう…
常滑や浜名湖のようにインフォメーションセンターで「撮影したいのですが」と申し出れば氏名、住所、電話番号を台帳等に記入の上、「水面以外カメラを向けない」や「ストロボを使わない」などの注意事項の説明を受けて腕章を借り受けて撮影可になります。(津はメモ用紙に名前を記入するだけで腕章貸し出しです。)
機材チェックはありません。
自分は常滑で警備室の方から「何回も来てるから大丈夫だね?」と注意事項を省略されるようになりました。