仙台結婚式



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写真多め。文字数もちょい多め。



先日、こんな依頼を受けた。

「被災地で結婚式をサポートするボランティアが、スチルのカメラマンを探している。日程が合うなら協力してくれないか」

被災地、つまり東北まで愛知からウェディングの司会や音響やビデオなどのスタッフが手弁当で駆けつけ、被災者の式を挙げちゃおう。ということらしい。カッコイイ理由を並べるのも恥ずかしいし胡散臭いので、興味ありますということで参加させてもらうことにした。

2011年10月29日の夕方、名古屋や三河から集まった総勢7名のスタッフは2台の車に乗り込み一路東北を目指す。



浜名湖SAにて。



小腹を満たさねば。



早朝のPAで着替えて



ご飯も食べて



到着!柳津虚空蔵尊。こちらも今回ご縁があって式場としてお貸しいただけた次第、というかさらに人前式だけの予定が副住職も巻き込んで仏前+人前式という流れに。みんな支え合ってるんです。できることがあるなら、出し惜しみはしなくていいんです。今全力を出しきっても、次のピンチにはなんとかなるんだから。

前日15時くらいに出発して交代しながら高速走り続けて夜明けに到着。最後のPAで仮眠をとって現地入り。朝ちょっと寝たせいか交代要員が多かったからか、そこまで疲れは無かった。



早速副住職と奥さんも加えて最終MTG。仏前式は17年ぶりとのこと。そしてその1回だけとのこと。つーかその1回は自分達の分とのこと。…あれ?てことはそれってカウントできないんじゃね?w自分達主役じゃね?





ちなみに、ガチで本業の人たちなので持参する機材も当然プロ仕様のものばかりです。下世話な話ですが、普通にお願いするとそれなりのおぜぜがかかります。



インサート用カット



を、今の内に撮っておく撮影スタッフ。考えることは一緒ですw



着々と準備は整う。ささやかだけど、心を込めて。



最終確認中。仲が悪いんじゃなく、ストーブが欲しいんです!11月の仙台の朝はそりゃあ底冷えしますって。



新郎新婦到着。新婦は、たっての希望で白無垢で仮設のみんなに見送られてここまでやって来ました。新郎新婦とも仮設住まいです。今日参列された方の多くがそんな上京なんだと思います。後で聞きましたが、新婦の家はテレビやネットで何度も何度も何度も再生された津波の映像の、まさにそこでした。



優しい顔の新郎



変な顔の新郎。



何時の時代も、新しいおもちゃ持ってる奴が強いんや!



女子は、誰かと一緒だと撮らしてくれます。

みんな、今日はとっても素敵な笑顔ばかりだけど、この半年、色んな事があったんだろうなぁ…と、ふと考えたりしてしまいます。



久しぶりに顔を見る親戚同士、せっかくのおめかしだしってことであちこちで大撮影会。



新婦は最後のメイク確認。そんな中地元新聞社が2社ほど取材に来ていて、新郎新婦の馴れ初めなどをインタビューしてました。

とは言っても、その内容はやはり3.11以降の話になり。お互いがもう「ああ、あっちはダメだ」と思ったこと、新郎は祖父母と身重の妹さんを亡くしたこと、避難所を巡って新郎のお母さんが名簿の最後に書かれた新婦の名前を見付け出したことなどを淡々と答えていました。正直、あまりにもショッキングで、Youtubeや【拡散希望】のフィルターを通さない、目の前で起きている本当の言葉に打ちのめされてしまいましたし、それを根掘り葉掘り、妹さんの遺体が見つかった状況や、おばあちゃんは10日後に網にかかってなんとか遺体は回収できたとか、新婦が勤める幼稚園で亡くなった園児の話とか、このハレの日に仕事とは言えそこまで聞かなくても…っていう気持ちにもなったけど、モニタの前だけで「大変だよなー」とか言ってた自分らにはこの東北で生きている人たち全てに何かを意見する資格は無いんじゃなかろうか。とも思った。



およめさんだよ



両家のお母さんと一緒に。





お義母さんもお母さんも、やっぱりヴェールが気になります。なんてったってやっぱり結婚式は花嫁さんが一番でないとね!



さて、いよいよ入場



ちょっと気恥ずかしい男の子



女の子はお母さんと手を繋いで。





パシャパシャピロリンピロリンパフパフと、拍手と歓声に電子音が二人を包みます。



仏式で式が進行しますが、虚空蔵尊は密教なので気を付けてないと今どの段階なのかが分からなくなります。





お堂の中はご親族。ご友人は境内で式を見守ります。



仏式ならではの儀式もありますが







リングリレーで指輪の交換や





三三九度のお盃もちゃんとあります。





結婚証明書にサインをし、晴れて結婚成立!!



「えへへ~♪」



両家のお母さんからのご挨拶、新郎のお母さんはご両親と娘…と生まれてくるはずの孫を震災で亡くし、ただ一人残った息子の晴れ姿に涙止まらず。我々もぼろぼろと溢れる涙をこらえきれませんでした。また、新婦のおじいちゃんはチリ津波で娘を亡くしており、今回の震災でかなり心身ともに疲れきっていたそうですが、この挙式の後の宴会では、若返ったかのように元気を取り戻し、カラオケを2曲も歌ったと後で喜びの知らせをもらいました。



一生懸命写メを撮っておりますが、これはお庫裡さんのケータイ。本人が撮れないのでblogの分撮ってと頼まれたのです。そりゃ正装して写メ撮れないわな。



あ、撮ってた。式は終わったので早速ギャラリーへ。



撮ってる人を撮ってみた。



シャボン玉と折り鶴のシャワー。シャボン玉にはみんな軽く興奮状態。ちびっ子達は大興奮状態w



園児たちからせんせいへ



この後、この階段で入れ替わり立ち替わりの大撮影会。



どんだけ託されてんだとw



一段落して、脇の竹林で二人だけで撮影。絵になるなぁ~!



嫁を気遣う旦那。こんちきしょーめ!



我々も一緒に。寄せ書きは、名古屋のみんなからの贈り物。サプライズで持って来ました。



奥様は振袖に着替えて次は飲めや歌えやの大宴会に突入。我々も撤収の準備です。



今回、この企画を立ち上げた奥井さん服部さん、そして普段モードに戻ったふみさん。いやほんとお疲れさまでした!いや俺らはまだ帰らないといかんのだけど。



ふみさんは被災者支援の活動もしていて「こんだけね、人やモノやお金をたっくさん支援してもらってね、復興できない方がおかしいんですよ!だから絶対やってみせます!」て言葉が凄く印象深かった。そうだよ、絶対元通り以上にしなくちゃ。絆がどんどん強く、大きく広がったんだから。



名残惜しんでルーフから手を振る二人。ふみさんのblogにも載ってたあのシーンです。



カメラマンのお二人は友人に会いに行くとのことでここでお別れ。気仙沼まで行くそうです…今日中に帰れるのかなw

残った我々は石巻港を回って高速へ。瓦礫はもう無かったけど、不自然な空き地や中途半端に半壊した倉庫なんかはまだぽつぽつと残ってて、なんか言葉も出なかった。あらためて「がんばろう」の重みを感じたね。









帰りもちょくちょくSAで休憩を取りつつ…牛タン、おいしゅうございました。餃子、おいしゅうございました。





スパニッシュ・マスティフのマックス。とってもいい子でした。

道中小雨に降られるも無事に帰着。最終解散は午前3時だったそうです。みなさん、お疲れさまでした。そして、今回誘っていただいて本当にありがとうございました!

あ、最後に齋藤寿樹さん、宏恵さん、末永くお幸せに!!

 

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