奥秩父20090718 その1



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お台場ガンダムの時なんですけど、ずっと東京に居たわけじゃないんですよ。まぁみんなが相手してくれなかったんですけども!

てことで、初日の朝ガンダムを撮って、そのまま東京離脱。だって駐車場高いもん。どこへ向かったかと言うと、奥秩父。奥秩父ってどこ?何県?山賊とか出ない?



ナビに目的地を入力し、あとは概ねそいつに任せてふらふらと。全く予備知識も無しなので、途中に何があるのかもわからず黙々と西も東も分からないまま機械の誘うまま車を走らせる。さて、昼にお台場を出て奥秩父まで向かうとなると、どう考えても日帰りってワケにはいかない。一泊しなくては。特に好んで未開地・限界集落へ立ち入る種類の人間としては、そこら辺の準備はしっかりしておかなければ。偉い人も言っている。「メシより宿」と。まだこの頃は車中泊デビューもしておらず、とにかく宿を探さないとえらいことになるぞ、とかなり切羽詰っていた。

宿より風呂…あれ?俺なんで温泉入ってんの…?まぁ徹夜で東名完走してそこからこんな山奥まで来てるんだから、疲れるよね。うん。夏とは言え、ひとっ風呂浴びてさっぱりした頃には秩父の山に日は沈もうとしていて、改めて「うわあどうしよう!」と一人頭を抱える。ちょっとこれはまずいですよ、ズイマーですよ。こんな勝手も分からない山奥で寝床も無しでぼっちってのは厳しい。泣いちゃうかも知れない!考えろ、なんか考えろ俺!…ポクポクポクチーン!!

ここは道の駅、てことはなんか宿泊施設のチラシとか案内があるんじゃないか…?

で、あっさり見つかるwしかも目の前w

慌てて電話を入れて尋ねると辛うじて晩飯にも間に合うとのこと。やった!神は見捨てなかった!3分で行きますと伝え、ソッコーで宿に向かう。

現地の宿調達は、大体こういう行き当たりばったり。検索して、現地まで行って外観や周辺施設をざっと確認してから連絡。そして早ければ1分以内に「さっき電話したものですが…」と登場。宿の人からすれば「はえーよ」と言いたいんだろうな。

その場の思い付きでどんどん予定や方向性が変わるので、こういうやり方しかできないんだから仕方ないよね。

で、ここが俺の命の庵、神庭(かにわ)だ!

「合宿・研修にどうぞ!」とアピールしてたが、こんな山奥に合宿って需要あんの?いやここにあってくれた事には凄く感謝してるけどね!

とりあえず記帳して部屋に案内してもらう。メシはもうちょい後みたいなので、とにかく風呂に入る。いやさっき道の駅で入ったんですがね、温泉てのは何度入ってもいいもんですよ。ええ。

玄関ではばあちゃんがそば粉を挽いてた。「このそば、晩ご飯に出してやっからな」 おお、ありがてぇありがてぇ。ばぁちゃんの手打ちかよ、期待しちゃうぜ!

ここでちょっと俺の旅スタンスの中での宿について。

旅の醍醐味と言えば「メシ・風呂・宿」の三種の神器が挙げられるけど、ひねくれた一人旅が基本の俺の場合、宿にそんなに興味が無い。主目的が宿自体にある場合は別だが、そもそもそういう目的を持つことが無い。よっぽど怪しい旅館で、泊まること自体がアトラクションってんなら別だけども。俺の旅における宿は、あくまでもベースキャンプ。さんざん遊んで腹いっぱいで帰ってきたら、風呂入って寝る。そして翌朝とっとと旅立つ。メシと風呂が旅の目的の場合、宿でやることはホントに寝るだけ。となるとそこに1万円前後の金は出しにくい。

あと宿のメシ。数万円の高い宿なら、地の物をふんだんに使った贅沢な晩飯もあるだろうが、良く考えて欲しい。これはいったいいくらなんだろう?そして、そのお膳のすべてが自分が食べたかったものだろうか?メインは肉やらお刺身で地元の名産品かも知れないが、副菜はよくわからない煮物やサラダがひと口分。寒々とした大広間でぽつんと、黙々と、食べる。

だったら、5000円のビジネスホテルに泊まり、そのまま近所の居酒屋に出かけカウンターで大将や常連と酒を酌み交わしながら自分の旅話や常連の地元ネタで盛り上がって5000円でうまくて、できたてで、自分が食べたいもんだけ飲み食いして気持ちよくなった方が遥かに旅の思い出になるんじゃないだろうか?てことで俺はいつもそうしてる。そもそも俺がせいぜい背伸びして泊まれるレベルの旅館やホテルだと、メシのグレードはまぁそういうレベルなのだ。だったら無理しない方がいい。誰にいいカッコ見せる訳でもなし。

てことで最終的には現地の店で食って飲んで温泉入って車中泊、というスタイルになるのだけれど、それはまた別の話にでも。

閑話休題。

振り返るまでもなく、ここは360°大パノラマの奥秩父。実際どこなのかはわからないけれど、「命に関わるレベルの山奥」という事は俺の危機センサーがビンビンに反応している。ここへ到着する前の1時間、コンビニや飲食店などと言った平成の文明を目にすることは無かった。つまり、俺の生殺与奪はすべて神庭が握っているのだ。たとえ出される食事が仕出し弁当に毛も生えていない程度であっても、文句は言うまい。荷物を置き、周辺を撮り歩き…と言っても何も無いことを確認した程度だが、戻って風呂に入って広間に向かう。



おおおお、サ・ばんごはん!ババァおばちゃんの手作りのおかずがこれでもか!と並んでるじゃないの!中心の刺身だって川魚(鯉)だし、山菜は裏山から、野菜は自分とこの畑から。なんだよ超贅沢じゃねーか!小鉢ひとつでご飯一杯いけるぞ。漬物ひとつとっても、実に落ち着く味。ほら、凄い久々に実家やおばあちゃんち行ったら親の敵かってくらいにあれも食えこれも食えって料理でてくるじゃん?あれあれ、まさにあれだよwいやぁ、とにかく食ったね。



久々に食事の修飾子に「必死」を付けた晩ご飯だった。もちろん岩魚の塩焼きも出たし、手打ちそばも出た。部屋の半分では、数世帯の家族が宴会をしていた。なにかの祝い事、というより単なる飲み会のような。なるほど、こういった山間では気軽に居酒屋にというワケにはいかない。となると旅館の宴会場などを利用するワケだ。俺らの感覚ではそんなの親族集まっての法事や米寿のお祝いくらいしか思いつかないけど、ここではこれが一般的な外食なのかなー。でも持ち込みでスイカを切ってもらったり、子供たちは庭で花火やったり、普通の外食より全然ゆるくて家族全員が楽しめていいな、なんて思ってみたり。

めいっぱい(゚д゚)ウマンプク!になって部屋に戻り、とにかく横になる。まずは胃袋の消化能力をフル回転。この地域のテレビ番組を確認しながらひたすら消化に全力を尽くす。そしてまた風呂に入り、寝る。田舎の夜は早く、田舎の朝は早いのだ。



翌朝もメシは豪勢だった。いや高級食材ってワケじゃなくて、とにかく種類が多かった。そのすべてが飯の友オールスター、どんだけ飯食わせる気だよ!このまま昼までお櫃抱えて過ごせってか?ってレベル。この佃煮でおにぎり作ってもらいてーなー、と思いつつも宿を発つ。ネットで紹介しておきますね!と会話をしたんだが、まさか1年半も後になるとは神庭のばーちゃんも思ってねーだろーなーw

とにかく飯がうまかった!下手にカッコつけなくても、その家の家庭の味の方がうまいんだよね。芋がすげーうまかったのでみんなも奥秩父で迷ったら神庭に行くといいよ!!

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